営業になった元SEの頭の中

約5年ほどのSE(インフラ)経験を経てIT屋の営業になったやつの頭の中。

駆け出しのエンジニアの子達に言いたいこと

f:id:omoshironowa:20160209011516j:plain

 

 

この業界の営業を始めてまだ日は浅いですが、なかなかにうまくいかないもんだなぁと感じている今日この頃。

今回は、エンジニアから営業に転身して感じる「駆け出しのエンジニア」に伝えたいことについて書き綴ります。

 

SES営業というもの


僕が行っている営業のひとつに、SES(システムエンジニアリングサービス)というものがあります。これは何かとざっくりいうと、「●●のスキルをもっているエンジニアを、●●を求めている現場に送り込み、技術支援をしてお金をもらう」というものです。

自社のエンジニアに●●のスキルがある場合は自社のエンジニアを提供しますが、もし自社にいない場合には、協力会社(同じような業態をとっている会社)に声をかけ、エンジニアの方をお借りしてプロジェクトに送り込むこともあります。

そのスキルが必要とされる「案件」や「エンジニア」を探して提供するのが仕事です。

 

 駆け出しのエンジニアの第一歩


まだ業界未経験の子達は所謂「ロースキル」や「ノースキル」と言われ、大体がこの業界での実務経験を積む為に『ヘルプデスク案件』や『プロジェクトサポート案件』、あとは『運用保守案件』に入ることが多いように感じられます。(エンジニアのチーム体制がきちんと整えられている企業では最初から『構築案件』に入れることもしばしばありますが)

そうなると多くの駆け出しエンジニアは少なくとも約半年~1年は下積みとして”なんちゃってエンジニア”の期間を過ごします。

 

下積み時代に辞める子達の言い分


この下積みの期間に「辞めたいです」と言ってくる子達は大抵『この業界は自分に向いていないと感じました』と言います。何なら案件に参画して3日目に言ってきたツワモノもいます。。。あとはまぁ『現場の空気が合わない』とか『やりたいことが全然できない』とかですかね。 

 

やりたい事に向けた努力はしてる?


上記に該当する多くの子は『ゲームが作りたいです』『アプリが作りたいです』『フロントサイドの開発をゴリゴリやりたかったんです』とか言います。んで、僕が『じゃぁ、ゲームって何の言語で構築されてるか知ってる?例えば?』と聞くと『いや、まだ言語までは分からないですけど・・・』とか言います。そんなとき僕は思ってしまうのです。

 

じゃぁどこ”まで”ならわかんだよ(笑)

 

ゲーム作りたいのにゲームを作らせてもらえる環境にないから辞めたいっていってるやつがゲームを何の言語でつくったらいいかも分かってないってそんなことあるかって。

 

基本スタンスは我侭でいてもらいたい


僕は基本的に、駆け出しエンジニアの子達には最初の案件を決めるときに『わがまま言ってね、妥協しないで』って言ってます。勿論、全てが叶えられるわけではありませんがそれでも本人が希望する将来像を共有しながら、少しでも回り道が少なくてすむように案件を探して提案します(これはきっと自分がエンジニア上がりだからだと思います。笑)

 

折角、この業界に何かしらの希望や理想を描いて入ってきているわけですから、極力そのギャップは営業努力で無くしてあげたい。でも、だからこそ一緒に選んで選び抜いた案件に参画した際にはこう言ってます。

 

自分がやりたいっていって納得して決めたんだったら何かしら「これは自信がつきました」って言えるものが出来ない限り現場を替えるな

 

理由が体調不良だったりした場合には勿論そんなこと言いませんけどね(笑)

ただただ、何かしらひとつでもいいので次につなげる前向きな理由をもってやめてもらいたいのです。じゃないと、どこの案件に参画しても「キツイ」のなんて一緒。また逃げの理由を探して~を繰り返してしまいがちになっちゃいます。

 

駆け出し(新人)のエンジニアの皆さんへ


まだまだ駆け出しの営業ではありますが、腐ってもこれでも数年間はエンジニアをしていた自負もありますので、元エンジニアとしてそのあたりはきちんと伝え続けていきたいなぁと考えています。

もし、案件を変えたいなぁと思っている駆け出しエンジニアの方がいたら、もう一度振り返ってもらいたいです。そこで何を自信をもって「出来るようになったこと」として言えるようになったか。前向きな気持ちで次の案件を探しているのか。たとえ「キツイ」からだろうとも自分自身で『よくやった!やりきった!』と自分を褒めてあげることができるかどうか。

 

それが、これからの皆さんの「成長速度」の差として現れる要素だと信じています。

 みなさん一緒に頑張っていきましょう!

 

 

 

よし、今日もエンジニアの代わりに怒られにいってきまーす♪ 笑