営業になった元SEの頭の中

約5年ほどのSE(インフラ)経験を経てIT屋の営業になったやつの頭の中。

エンジニアに対する「ヒアリング」の大切さ

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どうも。メソノバです。

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、そうです。

さりげなくブログのタイトルが変わっています(笑)

今更ですが改めてよろしくお願い致します。

 

さて、本日はこの業界ならではの営業業務であるヒアリング(エンジニアのフォローと言う意味での)について思ったことをつらつらと。

 

ヒアリングって基本的には「今の業務状況はどうだろうか」とか「不満やストレスが溜まってないだろうか」とかを早めに吸い上げて、現状把握と今後の対策を講じる為に行います。

 

とかく、この業界のエンジニア達は、毎日自社に居るわけではなくお客様先にて業務を行っているため「帰属意識」というのがつきづらい業態であるとも言われています。

 

だからこそ、現場に足を運んで定期的にヒアリングをする事が「ちゃんと気にかけている」ということを感じて貰うためにも大切なのです。(僕がエンジニアしてた時は一度も来てもらった記憶が無いですけど....だからこそね。笑)

 

では、話を戻して・・・

 

この「ヒアリング」の実施結果として、駆け出しのエンジニアからあがってくる内容としては大抵「つらいです。もう現場を変えたいです。」というものです。

 

これ。。。中々デリケートな問題なんですよ。

 

と、言うのも、そこで無理をしてもらった結果として『ある日突然現場に来なくなった』というのが一番避けたい最悪の結果なのです。これは誰も幸せになりません。お客様も、我々も、皆が困り果てます。

 

しかし、だからといって毎回そんなことばかりきいている訳にもいきません。『つらい・大変』なんてもんは正直どこの現場にいっても同じです。どこかで自分自身の力でそこを乗り越えられない限り、いつまでもその逃げ(甘え)が癖になってしまいます。

 

この話をエンジニアにすると「メソノバさん営業だからわかんないですよね」とか言われることが往々にしてあるんですが、残念。。。わたし、元エンジニアですから(笑)月300時間稼動を半年ほど経験した側から言わせてもらうと、190時間稼動くらいで軽々しく「つらいからやめたい」なんて言って欲しくないのです(笑)

 

このすぐに『現場を変えたい』っていう意見が出てくる根本の原因を考えると、SESっていう業態が悪いんだというところに行き着きました。というのも、他の業種からしたら『いやだから現場を変える』なんていうことは『いやだから会社を辞める』という覚悟とイコールでないと出てこない言葉なのではないかと感じたからです。

 

大きな会社であれば、部署移動願いは出せるかもしれませんが、中小企業ではそんなことは中々叶いません。与えられた環境の中でどれだけ仕事をやりやすくするかに注力するしかないのです。

 

だからこそ、現場に出ているエンジニアの皆さんには伝えたいです。

 

『逃げ道』なんてもんはいくらでもあるし、すぐ用意することもできる。でも、その答えに行き着くまでにどれだけやり切れたかが自信を持って言えないと、そこから先、いつまでたってもすぐ『逃げ道』に頼るエンジニアになります。

 

 そうならないように、所属の営業さんと密に連絡をとりながらこれからも頑張っていってもらいたいものです。一緒にこの世界を生き抜くために頑張っていきましょう。